この記事の監修者
宮越 総一朗(ペット霊園アニマルパーク園長)

家族の一員であるペットちゃんを手厚く見送ってあげたい!その『想い』を大切に寄り添える霊園でありたいと考えており、ペットロスに対する専門家である1級動物葬祭ディレクターを取得しております。

この記事の監修者
宮越 総一朗(ペット霊園アニマルパーク園長)

家族の一員であるペットちゃんを手厚く見送ってあげたい!その『想い』を大切に寄り添える霊園でありたいと考えており、ペットロスに対する専門家である1級動物葬祭ディレクターを取得しております。
フェレットも犬や猫と同じように、ペット霊園やペット火葬業者で火葬できます。
フェレットの遺骨を手元に残したい場合は、ほかのペットと一緒に火葬する合同火葬ではなく、返骨に対応した個別火葬または立会火葬を選びます。
フェレットは犬や猫より身体が小さく、骨も繊細です。火葬設備や火力の調整、火葬実績によって遺骨の残り方が異なるため、依頼前にフェレットなど小動物の火葬に対応しているか確認しましょう。
大切なフェレットが亡くなると、深い悲しみから動揺し、何をすればよいのか分からなくなることもあるでしょう。
まずは慌てずに状態を確認し、死亡が確認できたあとは、身体を清潔に整えて保冷しながら安置します。そのうえで、ご家族の希望に合った火葬方法や供養方法を検討しましょう。
今回は、フェレットが亡くなってから火葬、供養方法についてまた、フェレットを火葬するにあたって他のペットと比較した注意点も解説します。
この記事を読めば、大切なフェレットが亡くなってから火葬後までを理解し、しっかりと送り出すことができます。
フェレットに食欲低下や体温低下、呼吸の乱れ、けいれん、動きの鈍化などが見られても、それだけで死期が近いとは判断できません。
治療が必要な病気や体調不良の可能性があるため、まだ呼吸や反応がある場合は、できるだけ早く動物病院へ相談してください。
| 食欲の低下 | フェレットの寿命が近づいていくと次第に食欲が低下していきます。 食欲が落ちその状態でいると、体力が低下し、命を落とす可能性があるので、日頃からきちんと食事の管理をしていきましょう。 |
|---|---|
| 体温の低下 | 亡くなる直前のフェレットは代謝が落ちていき、体温が低下してしまいます。 汗腺が発達しておらず、体温調節がしづらいフェレットは、平均体温は38度と高いため、身体を触り、体温の低下を判断できます。 |
| 不規則な動きや痙攣 | 亡くなる前兆として、フェレットは呼吸が荒くなったり、浅くなったりと乱れることがあります。 加えて、身体が小刻みに震えて痙攣を起こすようなら、死期が近づいている可能性が高いです。 |
| 動きが鈍くなる | 高齢化によって、フェレットの動きは鈍くなっていきます。 亡くなる前兆でなく、体調不良で動かなくなっている可能性もあるため、注意深く観察しましょう。 |
フェレットが亡くなったあとは、次の順番で火葬までの準備を進めます。
死亡しているか判断できない場合は、身体を冷やす前に動物病院へ相談してください。
※身体がまだ温かい、呼吸している可能性がある、わずかに反応するなど、死亡しているか判断できない場合は保冷しないでください。先に動物病院へ相談します。
フェレットの死亡を確認した後は、以下の項目に沿って遺体の安置を行いましょう。
| 1.身体を清める | お湯などで湿らせたタオルを準備し、汚れてしまった毛や口元、目元を拭きます。その後、ブラッシングで毛並みを整えましょう。 |
|---|---|
| 2.身体を自然な姿勢に整える | 身体が硬くなる前であれば、前足と後ろ足を身体に沿わせるように、無理のない自然な姿勢へ整えます。 すでに身体が硬くなっている場合は、無理に手足を曲げないでください。関節や骨を傷める可能性があるため、そのままの姿勢で優しく安置します。 姿勢を整えたあとは、柔らかいタオルや布の上に寝かせてあげましょう。 |
| 3.身体の大きさに合った箱へ寝かせる | フェレットの身体より少し大きい段ボール箱や紙製の箱を用意します。 箱の底にはペットシーツや吸水性のある紙を敷き、その上にタオルや布を重ねてフェレットを寝かせます。 口元や身体から体液が出ることがあるため、汚れた場合に交換できるよう、予備のペットシーツや布も用意しておくと安心です。 |
| 4.遺体を保冷し安置する | 保冷剤やドライアイスを使い、フェレットの身体を冷やしながら安置します。 保冷剤はタオルや布で包み、腹部を中心に身体の近くへ置きます。保冷剤やドライアイスを身体へ直接当てると、結露や水分が付着することがあるため注意してください。 箱は直射日光を避け、エアコンの効いた涼しい部屋に置きます。保冷剤がぬるくなったら、定期的に交換しましょう。 |
| 5.お供えをする | フェレットの周りにお花や写真、好きだったものを飾り、ご家族で声をかけながら思い出を振り返りましょう。 一緒に火葬できるものは施設によって異なります。金属、プラスチック、ガラス、厚手の布、大量の食べ物などは火葬できない場合があるため、持たせたいものがある場合は事前に確認してください。 |
フェレットの身体を安置したら、ペット霊園や火葬業者へ連絡します。
電話や問い合わせの際は、次の内容を伝えるとスムーズです。
遺骨を残したい場合は、フェレットなど小動物の火葬実績や、返骨・ご収骨に対応しているかも確認しましょう。

フェレットの火葬には、主に合同火葬、個別火葬、立会火葬があります。
遺骨を手元に残したいか、ご家族が火葬や収骨へ立ち会いたいかによって、適した方法が異なります。
合同火葬は、他のペット達とまとめて火葬を行う方法です。
他の火葬と比較し一番安価な火葬方法となります。忙しく時間が作れないなかでも、大切なフェレットを預かり供養することができる方法です。
しかし、他のペットと合同で火葬されるため手元に遺骨として戻って来ないので、フェレットの遺骨を残したいという方は注意しましょう。
個別火葬は、個別に遺骨が残るため合同火葬と異なりフェレットの遺骨を残すことができます。
火葬の際に遺族は立ち会わず、火葬業者が行います。スタッフがご遺体をお預かりして焼き上げ、その後でお骨を返すかたちを取ります。
これまで生活してきたフェレットのために火葬を行いたいですが時間を確保することが難しかったり、火葬の立会でつらく悲しくなってしまう方は、こちらを利用するのが良いかもしれません。
立会火葬は家族が立会を行い人間のように火葬を行う方法です。
フェレットの遺体を火葬業者へ持ち込み、火葬をしてもらうやり方になります。
立会火葬では、お別れを行い、火入れ、お骨上げと段階を踏んで行うため気持ちの整理をしやすくできます。
人間の火葬のように同じ供養をするため、合同火葬や個別火葬と比較し料金はやや高めになります。
| 火葬方法 | 遺骨の返却 | 家族の立ち会い | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| 合同火葬 | 原則として不可 | 原則として火葬には立ち会わない | 費用を抑え、供養を霊園へ任せたい方 |
| 個別火葬 | 対応可能 | 原則として火葬には立ち会わない | 遺骨を残したいが、立ち会いは希望しない方 |
| 立会火葬 | 対応可能 | お別れや収骨に立ち会える | 最後まで見送り、自分で収骨したい方 |
※火葬内容や返骨方法は施設によって異なります。申し込み前に確認してください。

フェレットの火葬後の供養方法には以下があります。
手元供養とは、ペットの遺骨を手元に置いて供養することです。
細かくした遺骨の一部を容器に入れて保管します。容器に保管するだけでなく、常に身に付けられるペンダントにすることで亡くなったペットを身近に感じることができるというメリットもあります。自宅で保管するという意味で、デザイン性の高い容器も売っています。インテリアにこだわっている方はそちらを利用してみるのも良いでしょう。ペンダントに遺骨や写真を入れる方法もあります。
納骨堂はペット霊園内の屋内施設に、ロッカー型などの個別スペースがあり、そこへ骨壺や遺影、お気に入りだった遺品などを保管できます。
納骨堂によりご遺骨を扱う棚が異なりますが、複数のペットのご遺骨が同じ棚に並ぶ「合同棚」や個別に管理できる「個別棚」などがあります。
また、供養方法がまだ決まっていないという場合でも、後から供養方法を変更できます。気持ちの整理をしっかりしてから供養方法を考えたい方にも納骨堂がおすすめです。
納骨期間、年間管理料、お参りできる時間、個別棚と合同棚の違いなどは施設によって異なるため、契約前に確認しましょう。
散骨はペットの遺骨を火葬後に細かいパウダー状になるよう加工し、特定の墓に埋葬せず自然に還すことができます。散骨をするためにペットの遺骨を細かくパウダー状への加工作業は個人では難しいため、専門業者に依頼するのがオススメです。
ペット専門の火葬業者や霊園などの中には、散骨を希望する人のために遺骨を粉々に粉砕するサービスを提供している所もあります。火葬前に申し込みをしておくと、散骨に適した状態で引き渡してもらえるためその後の処理がスムーズです。
ペットの思い出の詰まった自宅の庭に散骨すれば身近に感じることができますし、海や山などに散骨すれば自然に還す気持ちでペットを送ることができます。
ただし、ペットの遺骨であっても身近な場所に散骨されることに抵抗を感じる人も存在するため、その点に考慮して迷惑がかからないように気をつけましょう。

フェレットの火葬業者を選ぶ際は、料金だけでなく、小動物の火葬実績、遺骨の返却方法、火葬設備、スタッフの説明などを確認します。
特に遺骨を残したい場合は、フェレットの火葬に対応していることを明確に確認しましょう。
火葬業者を選ぶ際、「小動物用の火葬炉」を備えているのかは重要なポイントになります。葬業者といっても、対応できる種類はさまざまです。犬や猫などのペットは問題なくても、フェレットのような身体が小さいペットは、うまく火葬できないことがあります。
「小動物用の小型炉」を備えていない場合、フェレットに対して火力が強いため、骨が残らない状態になってしまうケースがあるのです。火葬してしまった後では、やり直しはできません。
「小動物用の小型炉」か「温度調整可能な炉」を備えているか、フェレットの火葬実績が十分にあるかを、しっかりと確認してから依頼しましょう。
電話対応等によるスタッフの対応を確認しましょう。信頼できるスタッフが多く在籍しているかどうかも、ペット火葬事業社を選ぶ際の重要なポイントです。
大切に過ごしてきたペットとのお別れの際、飼い主の悲しみに寄り添い、最後まで対応してくれるスタッフがいるところに依頼したいですよね。
実際の電話やメールで問い合わせにて、応対の仕方がどうかチェックしてみると、スタッフの質を判断しやすいでしょう。
依頼前に、施設の所在地、固定電話、運営者情報、火葬を行う場所などを確認しましょう。
訪問火葬の場合は、当日の火葬場所や近隣への配慮、料金に含まれる移動費なども確認します。
ウェブサイトだけで判断せず、分からない点は事前に電話やメールで質問しておくと安心です。
フェレットなど小動物の火葬実績がある施設で個別火葬を行えば、頭部、背骨、足などの遺骨が残る場合があります。
ただし、年齢、体格、骨の状態、火葬設備や技術などによって残り方は異なります。すべての骨が完全な形で残るとは限らないため、依頼前に施設へ確認してください。
適切に安置できる期間は、季節、室温、身体の状態、保冷方法によって異なります。
特に夏場は状態が変化しやすいため、できるだけ早くペット霊園へ相談してください。すぐに火葬できない場合は、保冷方法と火葬予定日について事前に確認しましょう。
火葬時間は、フェレットの体重や身体の状態、火葬設備、選択する火葬方法によって異なります。
立会火葬の場合は、受付、お別れ、火葬、ご収骨までの時間が必要です。予約時に当日の所要時間を確認してください。
少量のお花や手紙などを納められる場合がありますが、金属、プラスチック、ガラス、ゴム製品、厚手の布、大量の餌などは火葬できないことがあります。
一緒に火葬したいものがある場合は、事前にペット霊園へ確認してください。

ここまでに、フェレットが亡くなってから火葬までに必要なポイント、火葬後に必要なことについて解説しました。
大切にし共に生活してきたフェレットが亡くなり、どうしたらよいか分からなくなったりとても悲しかったりと落ち着かない気持ちもあると思います。
しかし、大事なフェレットを最後に笑顔で送り出してあげましょう。
フェレットの火葬や霊園での供養を検討される方はぜひご相談ください。


