うさぎの火葬にはどんな種類があるのか?火葬までの流れや注意点を徹底解説

共に過ごしてきた大切なうさぎが亡くなって気持ちの整理がつかなかったり、何をしたら良いか分からないことが多いでしょう。

とても悲しいですが、最後に大切なうさぎを送り出してあげることが大切です。

ここではうさぎが亡くなってから、火葬、供養までの流れのポイントを抑え解説します。

この記事を読めば、うさぎの火葬に必要なことを理解でき、最期をしっかりと送り出すことができるでしょう。

目次

うさぎが亡くなったら何をする?

うさぎが亡くなってしまった際は、以下の項目を行いましょう。

  • うさぎの死亡確認
  • うさぎの遺体安置

それぞれについて解説します。

うさぎの死亡確認

まずはじめに、うさぎの生死を確認しましょう。うさぎは仰向けで寝て、死んだふりをして身体が硬直している可能性があります。間違えて生死を判断しないためにも、以下の3つの方法をとりましょう。

  • うさぎの胸に手を添えて心拍を確認
  • お腹が動いていないか、口元から空気が漏れていないか呼吸を確認
  • 目に光を当て、瞳孔に動きがあるかを確認

いずれも反応が無ければ、亡くなっている可能性が高いです。また、亡くなる前兆として、必ずではありませんが、死ぬときに暴れることがあります。

うさぎの遺体安置

うさぎが亡くなってしまったことを確認したら、遺体を安置しましょう。うさぎの遺体の安置方法は以下になります。

1.身体を清めるお湯などで湿らせたタオルを準備し、汚れてしまった毛や口元、目元を拭きます。その後、ブラッシングで毛並みを整えましょう。
2.眠っているように
体勢を整える
亡くなってからおおよそ2時間前後で死後硬直が始まります。死後硬直が始まる前に四肢を優しく折り曲げ、お腹へ寄せてあげましょう。もしも、死後硬直が始まってしまった場合は無理に折り曲げてはいけません。関節が外れてしまうこともあるので、そっとしておきましょう。
その後、遺体をタオルや毛布で優しく包んであげます。
3.棺となる段ボール
など箱へ入れる
段ボールや木箱を用意し、棺とするための準備をします。死後硬直がゆるくなってくると、遺体の口や身体から体液が漏れ出てしまうので箱のなかにティッシュやペットシーツを敷きましょう。
4.遺体を保冷し安置するドライアイスや保冷剤を箱のなかへ入れ、遺体の腐敗を防ぎましょう。特に腹部と頭部から腐敗が始まるため、お腹と頭を中心にドライアイスなどを置くことで傷が傷みにくくなります。ただし、ご遺体に結露が付着しないよう注意しましょう。できるだけ温度を下げ、涼しい部屋で安置してください。
5.お供えをする遺体のまわりにはお花を供え、好きだったおやつやフード、おもちゃ、などを置いて時々声をかけ、寂しくないようにしてあげてください。ご家族で囲んで思い出を語り、最後のお別れをしましょう。また、棺に収め火葬してあげたいものも準備すると良いでしょう。

うさぎの火葬方法

うさぎの火葬方法には、以下の3つがあります。

  • 立会火葬
  • 合同火葬
  • 個別火葬

それぞれについて解説します。

立会火葬

立会火葬は家族が立会を行い人間のように火葬を行う方法です。

うさぎの遺体を火葬業者へ持ち込み、火葬をしてもらうやり方になります。

立会火葬では、お別れを行い、火入れ、お骨上げと段階を踏んで行うため気持ちの整理をしやすくできます。

人間の火葬のように同じ供養をするため、合同火葬や個別火葬と比較し料金はやや高めになります。

個別火葬

個別火葬は、個別に遺骨が残るため合同火葬と異なりうさぎの遺骨を残すことができます。

火葬の際に遺族は立ち会わず、火葬業者が行います。スタッフがご遺体をお預かりして焼き上げ、その後でお骨を返すかたちを取ります。

これまで生活してきたうさぎのために火葬を行いたいですが時間を確保することが難しかったり、火葬の立会でつらく悲しくなってしまう方は利用するのが良いかもしれません。

合同火葬

合同火葬は、他のペット達とまとめて火葬を行う方法です。

他の火葬と比較し一番安価な火葬方法となります。忙しく時間が作れないなかでも、大切なうさぎをしっかり供養することができる方法です。

しかし、他のペットと合同で火葬されるため手元に遺骨として戻って来ないので、うさぎの遺骨を残したいという方は注意しましょう。

うさぎの火葬の費用と時間

うさぎの体長の大きさごとに要する火葬種別料金は以下になります。

うさぎの大きさ合同火葬個別火葬立会火葬
体調10cm未満7000円16000円21000円
体調15cm未満9000円20000円25000円
体調20cm未満11000円23000円29000円
体調30cm未満13000円25000円33000円
体調30cm以上
5kg未満
14000円27000円37000円
6kg未満15000円28000円38000円
7kg未満16000円29000円39000円
8kg未満17000円30000円40000円
9kg未満18000円31000円41000円
10kg未満19000円32000円42000円
1kg増える度+1000円+1000円+1000円

うさぎの体調の大きさごとに要する火葬時間は以下になります。

うさぎの体重火葬時間の目安
30センチ未満60分以内
30センチ超え75分〜

上記はご遺体に火を入れる時間です。ご遺体を預ける前に葬儀を行う場合や、火葬後の火葬炉を冷ます時間、収骨をする時間は別途時間がかかります。

うさぎの火葬時の注意点

うさぎを火葬する際には以下、注意点があります。

  • うさぎ(小動物)が対応しているか確認する
  • うさぎの火葬実績が豊富な業者を選ぶ

うさぎの火葬業者を選ぶ際、「小動物用の火葬炉」を備えているのかは重要なポイントになります。葬業者といっても、対応できる種類はさまざまです。犬や猫などのペットは問題なくても、うさぎのような身体が小さいペットは、うまく火葬できないことがあります。

「小動物用の小型炉」を備えていない場合、うさぎに対して火力が強いため、骨が残らない状態になってしまうケースがあるのです。火葬してしまった後では、やり直しはできません。

「小動物用の小型炉」を備えている、又は「温度調節機能が搭載している火葬炉」を備えている、うさぎの火葬実績が十分にあるかを、しっかりと確認してから依頼しましょう。

うさぎの火葬後の供養方法

納骨堂納骨堂とは、うさぎの遺骨を預けられるスペースのことです。
納骨堂によりご遺骨を扱う棚が異なりますが、複数のペットのご遺骨が同じ棚に並ぶ「合同棚」や個別に管理できる「個別棚」などがあります。
また、供養方法がまだ決まっていないという場合でも、後から供養方法を変更できます。気持ちの整理をしっかりしてから供養方法を考えたい方にも納骨堂がおすすめです。
散骨うさぎのご遺骨をパウダー加工して細かくした後、自然に還す供養方法です。
ご遺骨は自然に還るため、うさぎも安らかに天国に旅立てるでしょう。
ただし、散骨する場合ご遺骨は戻って来ないので、思い出を残しておきたい方は、足形などをあらかじめ取っておくと良いでしょう。
埋骨ご自宅の庭に埋めることで、大切なうさぎとずっと側に感じられて、頻繁に手を合わせてあげられます。
お墓を別途用意したり、霊園に預けたりしないため、費用がかからないのが大きなメリットです。 しかし、埋める位置が浅いと、他の動物が掘り返すリスクがあり、トラブルになる可能性もあるため注意しましょう。
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まとめ

これまでに、うさぎの火葬前に必要なことから火葬後に行うことを解説しました。

大切なうさぎが亡くなり、どうしたらよいか分からなくなったりとても悲しくなってしまったりと落ち着かない気持ちもあると思います。

しかし、共に過ごしてきたうさぎを最後に笑顔で送り出すためにも、もうひと踏ん張りです。元気に送り出すことで喜ばれるでしょう。

うさぎの火葬や、霊園での供養を検討される方はぜひご相談ください。

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